サイエンスとクリエイティビティの融合がメディカルコミュニケーションを加速させる

博報堂メディカルはメディカルの専門性を強みに、博報堂のフィロソフィーであるクリエイティビティを軸として、博報堂グループの集合知をお客様のビジネス成果につなげることで医療や社会に貢献します。

DXの時代において、クリエイティビティがチャレンジを後押しする。

現代の経済社会において、一定の枠組みをパッケージ化し、生産・供給する画一性を重んじる考え方(大量生産型)は終焉を迎えています。テクノロジーの進化に伴い、個々の要素を取り出し、マッチングさせたり、組み合わせたり、カスタマイズすることがはるかに容易に行えるようになったためです。これは、メディカル領域における広告やプロモーションにも同様の波が来ていると感じています。

本来、医療とは医師が患者さん一人ひとりに応じた最適な治療を行う個別化の考え方が根底にありました。つまり、患者さん一人ひとりの個性が違うように、医師の困り事や関心事も異なるはずです。この原点を今こそ、着目すべきと考えています。つまり、医療を取り巻くコミュニケーションのビジネスデザインをしていく際に、これまでよりももっと、「コンテンツ」が大切な役割を担っていくはずです。これまでのメディカルコミュニケーションは、ファクトベースの情報提供が主流でした。

これらは今後も価値ある情報として存在し続けるでしょう。しかし、医療ニーズに即した個別化最適を意図したコンテンツを創造するためには、医療を理解した上でのクリエイティビティや発想力が必要不可欠です。意図をもったコンテンツによって、意味のあるデータの収集・解析ができると考えています。当社はこの考え方をベースにメディカル×クリエイティブ×デジタルの実現を様々な角度からチャレンジしていきます。

不確実性が高い時代においては、
「粒違い」のチームワークで立ち向かう。

博報堂には「粒ぞろいより、粒違い」という言葉があります。私はこの考え方がとても好きです。当社が大切にしている中核能力であるクリエイティビティとは、異なった価値観、異質な才能、多様な文化がぶつかり合いながら、新しい発想や課題解決の糸口が生まれることを体現した言葉です。ぶつかり合いと成果や達成感は表裏一体だと考えています。ぶつかり、頭をすり減らしても、お互いに助けあえるから頑張れる、頑張れるからチャレンジできる、失敗よりも未来に向かって進む気持ちがあるからリスクをとることができる、そんな循環を続けていくこと、続けられることが私たちの原動力です。お客様へのエンゲージメントを高く維持していくためにも、粒違いのプロフェッショナル集団でありたいと思います。
当社は2011年に創立し、今年で11年目となるまだまだ成長途中の若い会社です。そのため、社員もフレッシュな気持ちの人が多く、古い慣習にとらわれない、自由で身軽に変化を受容できる環境があるように感じます。また、社員一人ひとりの成長を促す機会創出にも力を入れています。社内外講師による基礎を学ぶ育成プログラムやワークショップによる研修、資格試験制度をとり入れています。また、外部教育機関への積極的な参加も支援しています。一人ひとりがオリジナリティをもって、粒だっている、その多様で異なる能力によって構成されたチームの力を最大限に発揮して、不確実性が高い時代の中でも、しなやかに変化しながら成長し続けていきたいと思います。

メディカルの専門性をもっていることでビジネスの可能性は広がる。

昨今、Well-being(ウェルビーイング)が注目されています。WHOの定義では、「病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態にある」としています。この背景には、ダイバーシティやSDGsへの関心や注目があるのかもしれません。この考え方は、ビジネスの側面でも応用されると思います。

患者さん=病気を患っている人、治療を提供するべき人、という従来のとらえ方をせずに、患者さんは生活者の一員として、精神的にも社会的にも満たされた状態にするために、どのような支援が必要なのかを社会全体に問われているのだと考えます。疾患や副作用の早期発見や治療継続、QOLの向上など、AIをはじめとするテクノロジーがサポートする取り組みも始まっています。
私たちのコアドメインは、診断や治療といった医療の領域ですが、この知見や専門性がWell-beingを軸とした社会貢献やビジネスの広がりを支える力になると信じています。

博報堂グループのソリューションや経験とメディカルの専門性を融合することによって、これまでにない、新しい集合知を築ける時代が本当の意味で来るのだと思います。そんな未来がすぐそこまで来ているのだと思うとワクワクしています。

代表取締役社長小泉 直子